「ON THE TOWN」を観たよ。坂本昌行はやっぱり良い

閉館が決まった青山劇場にて、V6、トニセン(20th century) のミュージカル「ON THE TOWN」を観ました。

始まって、変な違和感。
いつも、マイク無しの地声での芝居を観てるから、音の響きに戸惑った。
まあ、すぐに解消されましたが。

さて、ストーリーは、ニューヨークに寄港した海の水兵３人の恋模様。上陸許可は24時間。時間が来れば船に戻り、海上警備や戦争へ向かう。
そんな、24時間の出来事。
ポスターのモデルに一目惚れして、本人を探し回ったり、友人を手助けするつもりが女性に誘惑されちゃてあたふたしたり。今度は、その女性の婚約者が現れたり。恋路を邪魔する人間がいたり。

結構、突っ込みどころはありましたがまあ気にしないでおきます。
残念なのは、この作品はどちらかというと、男性向けだと思う。厳しい現実の中でも、ひとときの恋や夢をみたい。男性が、登場人物の女性に憧れるような作品。
それを、女性ファンが観たら多分「う〜ん(T＿T)」なんじゃないかな？
キスシーン多いし。
長野くんやいのっちが演じる役も、女性のパワーにあたふたしてて、かわいいけど力強いかっこよさが足りん。
その点、坂本くんは役得だね。
凄くお得な役回り。
ただ、配役は適材適所でした。

女性陣はさすがとしか言えない。
シルビアさんは、以前ストレートプレイで観たことはありましたが歌は初めてでした。役キャラ的に好き。
真飛さんは名前を見たことあるなぁ？と思ってたら、プログラムのプロフィールに「相棒」の字が！甲斐くんの彼女役だった。気付かなかった。


全編を通し、ハチャメチャなんですが、彼らの背景を考えると印象が変わって物悲しい一夜の恋物語。
彼らは、海軍の所属。つまり軍人。
これから戦い(戦争)へ向かうのです。
「続きはまた」
というのがちょっと切ない。