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頑張らなくても大丈夫 [文章創り]

「君より苦しんでいる人はたくさんいる。頑張れ」
たまに誰かがいう言葉だとおもう。
負けそうになる君を励ましたり、諦めさせない言葉だ。
でも君は思うだろう。
「もう頑張っているよ。頑張り疲れちゃった。」と。
そう思ってしまった自分を恥じてしまうかもしれない。
君は前よりも辛い気持ちになってしまう。

地球世界では生きることさえむずかしい人もいる。
たしかに苦しんでいる。
でも、君の世界では君が一番苦しんでいる。
それでいいんだ。
世界を忘れてもいい、私をわすれてもいい。
少し休憩をしよう。
大丈夫。
頑張り疲れちゃった君は傷だらけだ。
治りきらないうちに歩いたらいけない。
頑張らなくても大丈夫。

自分より辛い人をわすれるなんてひどい。と君は思うかもしれない。
でも私は、君をわすれない。
君は自分をひどい人間と思うかもしれない。でも、私は君が好きだ。
2006-11-19 15:33


これを書いたのは2年前だけど、骨組みになっているメッセージはかなり前から頭にあったものです。
2年前に、ニュースでは若い子の自殺が相次いでいました。
救いの思いと、自分自身への慰めでした。
「がんばらなくても大丈夫」
映画監督で俳優の利重剛さんのエッセイからの一説がモチーフになっています。
”うつの人に「がんばれ」といってはいけない”最近では定説で有名な事ですが、当時の私は初めて知る事でした。
それ以後、人に「がんばれ」と言う時は怖いのです。だからいつも、「でも、がんばりすぎるなよ」と付け加えるようになっています。
「大丈夫だよ」という言葉が救いなのです。
THE GOSPELLERS「星屑の街」の歌詩にも「大丈夫」という部分があります。この歌が、たまに心に沁みるのです。

2008-09-07 04:49


街の声を聴きに

街の声を聴きに

  • 作者: 利重 剛
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本



いろいろな今の状況を聞いて、ふとUPしたくなりました。

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8月15日。世界全体へ。「Death」 [文章創り]

人が死んだ。殺された。
”彼”、”彼女”かは知らない。
とりあえず、”彼”とでも呼んでおこう

彼には愛する人がいた
彼を愛する人がいた

彼を愛する人は
彼を殺した人間を殺した

人が死んだ
死んだ人間 二人になった

二人目に殺された人間には愛する人がいた
二人目に殺された人間を愛する人がいた

二人目に殺された人間を愛する人は
二人目を殺した人間を殺した

人が死んだ
死んだ人間 三人になった

三人目に殺された人間には愛する人がいた
三人目に殺された人間を愛する人がいた

三人目に殺された人間を愛する人は
三人目を殺した人間を殺した

人が死んだ
死んだ人間 四人になった

一人目に殺された彼は
なぜ死んだ なぜ殺された
”彼”は愛する人守りたかった

二人目に殺された人間は
なぜ殺した 
二人目に殺された人間は
愛する人守りたかった

戦いの中
愛する人想い
それだけだった

彼が愛する人
人を殺した
人に殺された

二人目に殺された人間が愛する人
人を殺した
人に殺された

愛する人 守りたかった人
いなくなった

残った物は
永遠に続く
”愛する人”同士の
殺人の連鎖

いつまで続く
何処まで続く
誰が死ぬまで
何人死ぬまで

終わらせるのは心の強い人か
みんないなくなるまでか

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The outside world is another world [文章創り]

観光客、学生、地元民が入り乱れるこの街の、路地を入った左側。
洋館風のカフェが一軒。
昭和の初期から続くカフェ。
店内は、いかにも「昭和初期の洋風」といった感じである。
調度品も、程よく輝く飴色にかわり。
指先で作られたまだら模様の天井。
ゆったりとした時の流れがある

「まるで東京にでもいるような名前の店ね」
はじめて来た時、彼女はそういった。
あれから3年の時が流れ、卒業が間近になった。
お互いの就職は決まった。
しかし、二人の今後がはっきりしない。
自分が何を望み
彼女が何を望んでいるのかよくわからない。
ただ、このまま何も言わないというのが嫌なのだ。
自分は東京、彼女はこの街で暮らして行く事になるだろう。
約束も何も無いままでは、
離れた暮らしは本当に二人を離してしまうだろう。
決まらないまま、わからないまま思い出のこのカフェに来てみた。
出会った頃の事を思い出してみたかったから。
彼女は昔と変わらず、定番のウインナーコーヒーを飲んでいる。
クラシック音楽は第四楽章を終わろうとしていた。
もうすぐ、店を出る頃か・・・。
ワイン色の席を立ち、秋の夕暮れの街へでる。


店を出ると、7月の熱帯夜の風が流れた。
店を出れば、そこは40年後の世界。
「ここは、まったく変わらないわね」
妻はそう言った。
「この店を出たあとだったわね。一日中ずっと、何か言いたそうな顔でいたから別れ話をされるかと思っていたのよ」
彼女と結婚して39年たった。

「お互い老けたな」
店の中では、彼女は20代に見えたんだよ。
魔法でもかかったかのように。
昔と変わらぬこの店の「時」が魅せた幻か。
外に出た途端に、時間はいっきに通り過ぎた。
それでも、
今も昔もこうしていられる事が良い。
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世界全体へ【 Chain of the love 】 [文章創り]

愛する人がいますか
強制のない心で愛せていますか
愛する人を命がけで守ることが出来ますか

もし
愛する人を守る為
誰かと剣で戦う時がきたら
考えてください
貴方の目の前の人間は
なぜ貴方と戦おうとしているのか

そして気づいてください
貴方は 鏡の前にいることを
自分と同じ心をもった人間が目の前にいる事
愛する人を守る為
貴方と剣で戦おうとしている事
ただただ 守る為だけに。

剣を捨てて
心を聞いてください
二人は
住んでいる国と人種が違うだけの同じ想いの持ち主だということを

愛する人が出来たら
愛する人を育てた家族を愛してください
愛する人が育った町の人間を愛してください
愛する人が住む町の隣の町の人間を愛してください
愛する人の友人を愛してください
愛する人のまわりのものを愛してください
愛する人が住む国を愛してください
その 隣の国に住む人を愛してください
国を愛するのではなくて
人間を愛してください

大切なのは誰かを愛することだと
気づいた時
貴方の行動が
愛する人を守ることなのか
愛する人を死に導くのか
考えてください


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世界全体へ【死の螺旋】 [文章創り]

人が死んだ。殺された。
”彼”、”彼女”かは知らない。
とりあえず、”彼”とでも呼んでおこう

彼には愛する人がいた
彼を愛する人がいた

彼を愛する人は
彼を殺した人間を殺した

人が死んだ
死んだ人間 二人になった

二人目に殺された人間には愛する人がいた
二人目に殺された人間を愛する人がいた

二人目に殺された人間を愛する人は
二人目を殺した人間を殺した

人が死んだ
死んだ人間 三人になった

三人目に殺された人間には愛する人がいた
三人目に殺された人間を愛する人がいた

三人目に殺された人間を愛する人は
三人目を殺した人間を殺した

人が死んだ
死んだ人間 四人になった

一人目に殺された彼は
なぜ死んだ なぜ殺された
”彼”は愛する人守りたかった

二人目に殺された人間は
なぜ殺した 
二人目に殺された人間は
愛する人守りたかった

戦いの中
愛する人想い
それだけだった

彼が愛する人
人を殺した
人に殺された

二人目に殺された人間が愛する人
人を殺した
人に殺された

愛する人 守りたかった人
いなくなった

残った物は
永遠に続く
”愛する人”同士の
殺人の連鎖

いつまで続く
何処まで続く
誰が死ぬまで
何人死ぬまで

終わらせるのは心の強い人か
みんないなくなるまでか


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transit passenger [文章創り]

また
今日も晴れている。

もういちど
逢えたなら
きっと
また
「もう一度」を
お願いしてしまうだろう

悲しい願いを
何度も
何度も
口にしてしまうだろう

ならば
逢わないほうがいい
願わないほうがいい

だけど
私がそちらに逝く日まで待っていて

また
共に歩めるように
同じ時を
共に歩めるように

待っていて
transit passenger

また
同じ時を
旅したいから
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去年書いたものの中で一番好きな文章。 [文章創り]

笑顔
 結局、自分はあの人に会う事も謝る事も出来なかった。最後に会った時のままの苦しそうなあの人の表情が記憶に焼きついている。あの人の気持ちは分かっていたのに、あの人の性格は自分がいちばん分かっているのに。あの人は、自分を許し信じていると分かっていた。いつも笑ってくれていた。自分は、次に会う時のあの人の笑顔を想像していた。しかし、「あの人は許してくれるだろう」と思う事が、驕っていてずるい人間に感じて許せなかった。
 この場所にあの人はいないと知っている。最後に見たのは、水道も凍る寒い冬。今は立っているだけで汗が噴出してくるほど暑い夏。自分の足は、無意識にいつもあの人が座っていた場所へ向かった。玄関を入り、台所を過ぎ、居間を越えて庭と畑に面した縁側へ。いつもここに座って居た。そして、この景色を見ていた。自分は、顔をあげて庭を、そして前方の野菜畑を見た。


これは・・・・・・
・・・・・・あの人の笑顔だ。
 
 小学校の校庭半分ほどの畑全体に向日葵が咲いていた。その花は、太陽に向かって大輪の花を開く。その全ての花が自分を見ていた。
言葉は出なかった。あの人は本当に自分を愛し、許してくれていた。そして、二度と会えないことも気づいていたのかもしれない。花は種から育ち、自分が来るのを待っていてくれた。あの人の代わりに。
 いたずらっこのような笑顔で、
「許しているよ。待っていたよ。ただし、夏だけね」。
 そう言われた気がした。そして、こんなに大量の種を蒔いたあの人に泣き笑いで呆れた。



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世界で一番つらいのは、君でいいんだ。 [文章創り]

「君より苦しんでいる人はたくさんいる。頑張れ」
たまに誰かがいう言葉だとおもう。
負けそうになる君を励ましたり、諦めさせない言葉だ。
でも君は思うだろう。
「もう頑張っているよ。頑張り疲れちゃった。」と。
そう思ってしまった自分を恥じてしまうかもしれない。
君は前よりも辛い気持ちになってしまう。

地球世界では生きることさえむずかしい人もいる。
たしかに苦しんでいる。
でも、君の世界では君が一番苦しんでいる。
それでいいんだ。
世界を忘れてもいい、私をわすれてもいい。
少し休憩をしよう。
大丈夫。
頑張り疲れちゃった君は傷だらけだ。
治りきらないうちに歩いたらいけない。
頑張らなくても大丈夫。







自分より辛い人をわすれるなんてひどい。と君は思うかもしれない。
でも私は、君をわすれない。
君は自分をひどい人間と思うかもしれない。でも、私は君が好きだ。


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機械 [文章創り]

考えたくない
聞きたくない
言いたくない
疲れた人間

苦しむことに疲れた
悲しむことに疲れた

何も考えない
悩むことのない
そんなロボットになりたい
命令だけで動く
ロボットになれたらいい

機械に心はない
だから疲れない
だから悲しまない
疲れるのは部品
苦しむことはない
悲しむことはない

心がなければいい
楽になれればいい
全てをなくして
私はロボットになりたい


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太陽 [文章創り]

無数の星の瞬き
夜が世界になる
目を開けばそこは
ヒーローの舞台になる

背を向けて 昨日を蹴り出す 
両手を広げ 今日を迎える
目が覚めて 明日を望む

今 立っている場所が辛くても
きっと 歩き出せる時がくる
君は 今 太陽を見た
雨に濡れた肩 


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