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「きみがいた時間 ぼくのいく時間」記者会見レポート④ [「きみがいた時間 ぼくのいく時間」記者会見参加]

司会の菅谷さんからの質問
【作品に関して等】

成井さんへの質問

「クロノスシリーズ」4作目となりますが、舞台化にあたって意識されている事は?

「クロノスシリーズ」ではありますが、前3作は”クロノスジョウンター”というタイムマシンがメインだったんですが、
今回は”クロノススパイラル”。新しいタイムマシンが出てきたんですね。その2つのタイムマシンの製作にどちらも関わったのが西川演じる野方なんですけども、この2つのタイムマシンが全く違うタイムマシンなんです。共通点は欠陥がある。”クロノスジョウンター”の方は過去に行けるが、その過去には5分くらいしかいられないっていう欠陥品なんですね。今回の”クロノススパイラル”は39年前にしか行けないっていうタイムマシンなんです。
行きたい所に行けない。なので、ストーリーに関係しますが上川演じる秋沢という男が、西山さん演じる妻の死にあたって何とか妻をもう一度助けたい。その事故を未然に防ぎたいと思った時に、事故の瞬間にタイムトラベル出来ない。39年前に行って、39年待たないと事故が防げない。という、39年待たないといけないというとんでもない欠陥がある。その”欠陥”が面白いと思ったんです。大抵のSF映画・小説のタイムマシンはそんな欠点無いんです、行きたい所に行って好きに帰ってこられる。年末に公開された某映画でも自由にタイムトラベル出来ますけども、梶尾さんのクロノスシリーズの面白いところは、自由にタイムトラベル出来ないところで。今回のは行くはいいけども39年待たなければいけないというところが非常に面白いと思ったんです。その点が、過去の三作品と全く違うところですね。例えて言うと、、過去三作品は『短距離』で行って5分で勝負しないといけない。で今回は、39年待たないといけない『長距離』ですね。マラソン以上の長距離のドラマ。というところが違いじゃないですかね。」

菅谷さん「ということは。俳優さんの方々にはスタミナが・・・必要とされる・・・?」

成井さん
「そうですね。舞台上でどんどん老けていくわけですよ。スタートは32歳。33歳のときにタイムトラベルするんですけど、そこから39年待たなければいけない。最後の方は70代になっちゃうんですね。そこが、体力というか・・・。まあ体力という意味で言うと出ずっぱりなんで上川は。それが大変じゃないですかね。読み合わせしてみたけどずっとしゃべってたんで。2時間を越えるお芝居ですけども、ずっと出続けててずっとしゃべり続けてたというのは、体力勝負ですね。」

菅谷さん「その幅広い年齢層を演じられる、今42歳の上川さん。先程もありましたが3年ぶりというのは初めて。」

上川さん
「先程も申しましたが、3年ぶりという実感が無いんですね。確かに時間は経ったみたいなんですけども。おとといから始まった稽古で稽古に臨んだ瞬間から、その隔たり見たいなものが一気にどこかに行ってしまいまして。つい1週間前までここで稽古をしていたかのような錯覚に陥った自分がいたんですね。ですから、3年ぶり・・・3年ぶりなんでしょうけど、あんまり実感がないというのが本当のところですね。僕の中では。」

菅谷さん「そのあたり、演出の成井さんはいかがですか?」

成井さん
「おとといから見ていて本当にそんな感じですね。まあ多分テレビや映画でお忙しい筈なのに、しょっちゅう来るんですよ稽古場に。」

西川さん 「いやなんですか?」

成井さん 
「いやいや。やじゃない!。でも、稽古を見てて稽古が終わった後とか休憩時間に後輩の役者達を呼ぶんですよ。スミに呼んで、耳打ちをして、いろいろネタを仕込むんですね。そういう意味ではイヤじゃないけど、こそこそやらずに僕に言ってくれればいいのにとは思います。しょっちゅう稽古場や劇場に入り浸ってるから、1年とか半年会わないんだったら久しぶりと思うんでしょうけど・・・。公演によっては4、5回観る公演もあるものね。なので、上川と会わないなあという時間が無いんですよね。そういう意味では、おとといの稽古始まった瞬間から。それまではわくわくしてたんです”上川と芝居がやれる”と・・・なんだけど、稽古始まった瞬間からもう見慣れた風景がまた始まったような感覚なので・・・。」

菅谷さん 「西川さんはずっとキャラメルボックスでお芝居をされてますけども・・・そのあたりはどうですか?」

西川さん
「そうですね・・・上川君はねほんとにね、自然なんですよ。僕は、彼と芝居をするのは5年ぶりなんですけど、やっぱ5年ぶりという感じがしなくて、昨日まで違うものやってよねというくらいふと見ると普通にジャージでいて。
昨日なんかも、稽古前に若者達がちょっととある練習でエアロビの練習を稽古前2時間くらい。既にいて、一緒に混じってやってるんですよ。それでそれが終わったら、「もう今日は終わりにしたいと思います」(笑)て言ってて・・・これからが本番なんだけどって・・・。この間までテレビに出てた人どこに行っちゃったんだろうって・・・。
彼がタイムマシン持ってんじゃないかっていうくらい・・・。どっかから来てどっかに行くんでしょう?」

上川さん 「・・・・・・。」 

(ああ・・・西川さん危うし!消されるよおおおおおおお)

西川さん 「・・・ごめんね。・・・て感じがしてます。ほんとに自然体でいつでも僕らに向き合ってくれる男ですね」


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