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3年前の自分の書き込み in 自分のHP [CARAMEL BOXの事]

 私が初めて劇場で演劇を観たのは、1992年4月。作品は「アニー」。
友人に誘われて、渋谷の青山劇場に観に行った。天気は雨。渋谷駅から劇場まで、中学生の私にはとても長く感じた。寒くて、友人と一緒に温かい飲み物を飲み、隣接する「子どもの城」で遊んだ。初めて観るミュージカルだったが、感動して泣きそうになった。というより、泣くのを我慢していたといった方が正しい。実は、この初めての観劇がその後面白い偶然を生む。
 さて、キャラメルボックスの話。初めて視たのはテレビ東京の深夜放送。作品名は「風を継ぐ者」。「アニー」で感動して以来、舞台がテレビで放送されているとチェックを入れるようになっていたのが良かった。「風~」のどこに感動したとかは、別に書くことにする。
その後、2年に一度くらいテレビでキャラメルボックスの舞台を目にし、ビデオに残してある。
 初めてキャラメルボックスに出会ったのは、96年。実際に劇場で観たのは今年の2003年の3月。その7年間、劇場に行ける機会も有ったのに行かなかったことを、今激しく後悔している。

キャラメルボックスの作品は、ジャンルを超えている。
ファンタジー、時代劇、ミステリーと様々な公演を行っているが、その全てで支持を受けている。それはなぜか?
 登場人物の中に、必ずといっていいほど自分に近い存在がいる。ファンタジーだとしても、動き回っている登場人物は結構リアルに感じる。それは、主人公の多くが序盤はどこか劣等感だったり寂しさを抱えているからだと思う。 そして、キャラメル作品で面白いのが、主人公に敵対する人物にまで自分の存在を感じる事。一歩間違えば、私も敵対する人物になり得る感情を持っている。理不尽な殺人者や意味の無い犯罪を犯す人物がいないのだ。夢を追いすぎたり、人を想いすぎたりしている。まあ、簡単に言えば「やりすぎちゃった」だけなのだろうが…。
 「んなことねぇよ」という非リアルな世界で動き回る、「わかるよ、あんたの気持ち」というリアルな人物達。楽に感情移入できて、物語の中の出来事に素直に感動できる


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